studio405

yokoの忘備録

40歳のおばさんが16年ぶりに絵を描き始めた話。

2016年8月21日、16年と5ヶ月ぶりに絵を描いた。

きっかけは、PTAの仕事で、

プロの似顔絵師である年上のママ友さんに出会ったこと。

その人は、とても楽しそうに、いつでもどこでも絵を描いていた。

お喋りしながら、お茶を飲みながらでも。それこそ息をするように上手に絵を描くのだ。

 (すごいよね!

わたしは素敵だなあと思った人にはすぐ影響されるミーハーなところがあるので、

当然わたしも描きたい!!となった。

でもいろんなことを思い出し、すぐには描けなかった。

しばらくして

中学生の長女が、美術の課題を一緒に描こうよと声をかけてくれたんだったか、

16年と5ヶ月ぶりにデッサンしてみた。ボールペンで自分の目を描いた。

めっちゃ楽しい気持ちいい。

そのことに内心、腰を抜かすほど驚いた。

もう一生絵なんか描くまいとおもっていたから。

私は、2001年の3月、卒業制作を最後に絵を描くことを一切やめた。

16年間、砂場やメモ帳にラクガキくらいしか描いてないと思う。

大学の卒業制作講評会で、教授陣に深〜いため息をつかせてしまったことは、

今でも忘れられなくて。

まあしょうがない。

何にも考えずに現役で入学したはいいものの、

センスのなさ、努力とやる気の足りなさ、すべてが立派に落ちこぼれていて

あげく男関係のトラブルと経済的理由から2年休学し、

復学してからもバイトに明け暮れ、

課題で嫌々描くくらいしかしなかった。

美術科にいる意味の全くない6年間をなんとかかんとか、

教授のお情けで終えることができた。

んで卒業式の日に、

「もう自分は次の世代の肥やしになる以外のことはせず、絵は二度と描くまい。」

と決心。それから就職、家事育児仕事に追われて、

全部すっかり忘れていた。

40歳になった今思えば、

何を無駄に自分の中で勝手に自分を責めてハードルを高くしていたんだろうと思った。

こどもの描いたぐしゃぐしゃの絵だって、すてきだし、

石だってチョークだって砂だって立派な画材だし、

上手いとか下手とか時間かかってるとか技巧がすごいとかそういうのは全く関係がなくて

自分が良いならいいし、興味ないなら興味ないでいいんだってこと。

他人の評価を恐れて、好きなことに対して三味線をひくことが一番格好悪かった。

そんなこともこの歳にならないとわからなかった。

残念。すんごい残念な年月の過ごし方だと思う。

だから、絵を描く人だけじゃなく、

若い人に。

好きなことは、他人に評価されなくても食えなくてもいいから一所懸命、続けて欲しいなって思う。

それはとてもかっこいいことだし、

何より意味のある人生だと思うから。